吉田麻也が重視する、考える力を養うこと 負けた後の試合のほうが「むしろ大事」 (2ページ目)

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負けた経験を次に生かすことが大事

――12月26日からJFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会が開幕します。出場する子どもたちは、どんなことを心掛けてプレーするといいでしょうか。

 まずは楽しむことですね。小学生はサッカーを楽しむことで、どんどん好きになりますから。勝ち上がっても負けても、いろんなことが見えてきますが、とくに負けることによって、自分のレベルが理解できるし、どうすればいいのか考えながらプレーすると思います。考える力を培うことはすごく大事なことだと思いますね。

JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会は12月26日から29日まで開催。全国から48チームが参加するJFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会は12月26日から29日まで開催。全国から48チームが参加する

――全国大会では、マクドナルドフレンドリーカップも開催されます。これは惜しくもベスト8に進出できなかった40チームが、本大会で出場機会のなかった選手にも出場機会を作り、より多くの仲間たちと交流を深めて欲しいとの想いから始まりました。この取り組みはいかがでしょうか。

 すごくいいことですよね。むしろこの大会のほうが大事かもしれない。最後まで勝ち上がるのは1チームしかありませんが、他のチームは負けを経験して、そこでどうすべきかを考えます。試合に出ることは、どんな練習にも勝ると思いますし、負けたことによって出た課題をここで試せるのはすごくいいと思います。
マクドナルドはベスト8を逃した全40チームが参加する「マクドナルド フレンドリーカップ」を開催。ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の証でもある赤白のスマイルソックスを履いて試合をするチームもあるマクドナルドはベスト8を逃した全40チームが参加する「マクドナルド フレンドリーカップ」を開催。ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の証でもある赤白のスマイルソックスを履いて試合をするチームもある――小学生年代の子どもたちには、サッカーで、どのようなことを学んだほうがいいでしょうか。

 技術面で言うと、"止める""蹴る"ですね。サッカーは結局"止める""蹴る"の連続なんです。レベルが高くなればなるほどその質が高くなるので、それが基本中の基本だと思いますね。

 メンタル面で言うと、高学年になるにつれて、うまくいなかくなることが出てくるんですね。相手のほうがうまかったり、速かったりして、自分よりもレベルの高い選手に出会う。そのなかでどうやったら相手を上回れるかを分析して、目標設定をして、そこに向かって練習をするというスタイルを確立することですね。

――小学生の子どもたちは、さまざまなスポーツを行なっていますが、マクドナルドは、JFA全日本U-12サッカー選手権大会だけではなく、野球の大会「全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」、バスケットボールの大会「マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」に協賛しています。企業がスポーツを支援することについては、どのような感想をお持ちですか。

 スポーツができる環境を支えてくれているのは、素敵なことだと思います。サッカーに関して言えば、すそ野を広げてくれて、日本のサッカーに貢献していただけているなと感じています。大会を開催するのはすごくお金がかかることですし、各協会の力だけでは絶対に成しえないことですので、マクドナルドさんの姿勢や想いが間違いなく子どもたちの笑顔につながっていると思います。ぜひ今後も続けていただけたらうれしいですね。

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