アディダスが「MOVE FOR THE PLANET」を展開 10分間の運動で1ユーロの寄付に五郎丸歩も称賛

  • text by Sportiva
  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya アディダス ジャパン●取材協力

「adidas MOVE FOR THE PLANETキックオフチャレンジ」に参加した五郎丸歩「adidas MOVE FOR THE PLANETキックオフチャレンジ」に参加した五郎丸歩
 アディダスが6月1日(木)~12日(月)まで、一人ひとりの運動を未来のスポーツ環境を守るアクションへとつなげる新たな世界規模のサステナビリティムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を展開している。

 これは「アディダス ランニングアプリ」に設定されたランニングやウォーキング、サッカー、ゴルフなど全34種類のアクティビティのいずれかを10分間行なうたびに、アディダスが未来のスポーツ環境を守るために1ユーロを寄付するというもの(全世界での合計の上限金額は150万ユーロ)。

 寄付金はスポーツを通じて社会変革を目指すプロジェクト「COMMON GOAL」を介し、世界各地のコミュニティでスポーツを通じた環境保護の意識啓発や活動を促すプロジェクトの支援に充てられる。

 また期間中には、アディダスアスリートが参加する各種イベントや、ランニングをしながらゴミ拾いをするプロギングセッションなど、さまざまな取り組みを行なっている。これらのイベントに参加した元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏に話を聞いた。

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――現在は静岡ブルーレヴズのクラブ・リレーションズ・オフィサーとして活動されていますが、どのような業務なのでしょうか。

 今は来シーズンに行なうイベントはどんなものにしようかとか、そんなことをやっています。またどのようにしたらチケットを買ってもらえるのか、販売システムはどうしたらいいのかとか、そんなことも業務のひとつです。

――五郎丸さんは普段、環境問題について感じていることはありますか。

 僕たちの幼少期は気温が30度を超える日が何日も続くということはなかったなと思います。今は日常的に超えてきますし、危険な暑さになっていると感じます。子どもの頃は、台風が来たら無邪気に喜んでいましたが、今は災害が大きくなっていますので、台風は来てほしくないなと思いますね。

――地球環境の改善について、日常生活のなかで取り組んでいることはありますか。

 小さな取り組みでいうと、買い物をした時にビニール袋をもらわないとか、ペットボトルのものはなるべく買わずに、紙パックのものを買うとか、そんなことをしています。またクラブとしては、ビーチクリーンをやったり、子亀の放流を子どもたちと一緒にやったりと、海に対するアプローチは積極的にやってきました。

同イベントには柔道の阿部一二三、阿部詩、横浜F・マリノスの永戸勝也、吉尾海夏、アルバルク東京のザック・バランスキー、安藤周人も参加同イベントには柔道の阿部一二三、阿部詩、横浜F・マリノスの永戸勝也、吉尾海夏、アルバルク東京のザック・バランスキー、安藤周人も参加
――今回アディダスが「MOVE FOR THE PLANET」を展開していますが、この取り組みについてはどのように感じていますか。

 すばらしいことだと思っています。アディダスがやることによって、心のスイッチが入る人がきっとたくさんいると思います。運動することが寄付につながり、地球環境の改善になるのであれば、モチベーションも上がるでしょうし、本当に意義のある取り組みだなと思います。

――五郎丸さんは今も運動をしていますか。

 僕は元アスリートですので、日常的に体を動かしていますね。家から会社まで16kmあるんですけど、毎日自転車で通っています。

――自転車も34種類の計測対象スポーツに入っていますので、期間中は毎日寄付ができますね。

 そうですね。ただ自分だけではなくて、周りも巻き込んでやりたいなと思っています。一緒に取り組むことで、スポーツ環境や地球環境を考える時間を共有したいですね。子どもたちの未来のためにも大人たちが頑張って体を動かしてほしいなと思っています。

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