【ラグビー】
視線の先には『世界』。18歳の新星・藤田慶和の「夢のカタチ」
2012.04.03
- 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu photo by Getty Images
ついに『新星』が現れた。スーパー18歳の藤田慶和。史上最年少で7人制と15人制の日本代表に抜てきされた逸材である。どうしたって2015年ワールドカップ(W杯)や2016年リオデジャネイロ五輪の日本代表のエースとしての期待が高まるのだ。
週末の7人制ラグビーのワールドシリーズ、東京セブンズ(東京・秩父宮ラグビー場)だった。日本は5戦全敗、参加16チーム中15位に終わった。
最後のケニア戦。同点の後半中盤、藤田は2分間のシンビン(一時退場)を食らった。ゲームが中断し、相手にボールを渡そうとしたら、その勢いが強すぎたのだ。レフリーに遅延行為ととられた。その後、決勝トライを奪われ、チームは敗れた。
藤田が申し訳なさそうにふり返る。
「自分のしょうもないプレイでイエローをもらってしまった。僕はただ、ボールを返そうとしたんです。でも……、笛にびっくりした。チームに迷惑をかけてしまいました」
結局、藤田はこの大会でトライもとることができなかった。伸びやかなランニングやパスプレーに非凡なところを発揮したけれど、世界の強豪のフィジカルの強さに圧倒されてしまった。初戦のイングランド戦で右ひざを痛めたこともあるが……。
そのひざにアイシングをしながら、イスに座ってのインタビューである。
「スピードは通用したんじゃないかと思います。前にでてディフェンスすれば、相手を止められる。積極的にボールをもらいにいったら、チャンスがつくれることがわかりました。”ニッポン、ニッポン”のスタンドの声援がすごくうれしかった」
でも、と言葉を足す。
「勝てなかったのが心残りです」
課題も見えた。やはりディフェンス、コンタクトプレイは見劣りする。1対1の場面で何度、当たり負けしたか。何度、タックルをミスしたか。フィジカルアップ、これが飛躍するための一番のポイントであろう。
















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