無欲の2連勝。ドヴィツィオーゾ「100%で走ったわけじゃないのに」 (3ページ目)
先頭でチェッカーフラッグを受けたドヴィツィオーゾは「100パーセントの力で走ったわけじゃないのに勝ったのは、すごく奇妙な感じ。自分がそんな勝ち方をしたことは、今までに一度もなかった」と笑みを見せた。
レース展開については、このように振り返った。
「序盤からタイヤをかなり温存しなければいけない状況で、誰も全力でプッシュしなかったので、1周目からとてもいい状況だった。何人か抜いてダニの後ろにつけて、そこで様子を見たときに、ダニはとてもうまく乗っていて、自分と同じようにタイヤを温存していることがわかった。でも、僕の場合は加速がよかったので、ブレーキングをハードにする必要がなく、フロントも温存できた。
ラスト10周までは完璧な展開だったけど、背後がどうなっているのかわからなかったし、自分たちのペースが飛び抜けて速いわけでもなかったので、誰かが追いついてくるかもしれないとも思った。サインボードで「G3」(グループ内3名)の表示を見たときは、ホッとした。
ラスト10周でスパートをかけて前に出たとき、リアが終わっていると感じたけど、ダニも同様だったので、ペースを維持しながら差を開いていくことができた」
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