ゴルフでシニア入りして80台を連発。腕前が復活して気づかされたこと【木村和久連載】 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(2)復活後の飛距離は?
 あくまでも全盛期の頃の雰囲気に似た復活です。年齢的には40代から60代となってシニア入りしていますから、飛距離はだいぶ落ちています。

 全盛期のアイアンと比べれば、飛距離的には1番手以上、落ちました。ゆえに、ミドルホールでのパーオン可能距離は、昔なら400ヤードでしたが、今は360ヤードぐらいでしょうか。

 でも、グリーン周りはアプローチでカバーし、長いミドルホールでも"寄せワンパー"を取れたりします。その結果、80台を出せるようになったのだと思います。

(3)現在のハンデはどの程度か
 冒頭で触れましたが、全盛期のクラブハンデは鶴舞カントリー倶楽部における12が最高。JGAの提出ハンデで計算した場合、最高9.7というのがあって、半年ぐらいシングルプレーヤーでいた時期がありました。

 じゃあ、今はどうか?

 冬のスランプの時に、ホームコースの扶桑CCで取得した22というハンデキャップ証明書を持っています。けど今は、4週連続の80台ですから、もう少しうまいかな、と。

 同年代で一緒にゴルフをやっている、同じレベルの人たちのハンデが16~18ぐらい。今の実力からして、そんな感じかなと思います。

(4)クラブセッティングは?
 実は14本のクラブのうち、7割は20年前と同じクラブを使っています。

 新しくしているのは、ドライバー。現在、ヤマハの『ドライブスター』というのを使っていて、これがなかなかよろしいのです。グリップが細いのが気になり替えましたが、それ以降、握りやすくなって当たりがよくなりました。

 同様に、5番ウッドはキャスコの『UFOシリーズ』。そして4番UTから下は、マグレガーやキャスコ、ツアーステージなど、古いクラブばかり使っています。

 自分の考えではミドルアイアン&UTは、飛距離より方向性&安定性と思っているので、使い慣れているクラブが一番いいのではないでしょうか。ただ、ドライバーは年々性能がよくなっているし、見栄の部分もあったりするので、なるべく新しいものを使うようにしています。

(5)自らが優位に立てる位置でのプレー
 シニア入りして80台を連発し、「ゴルフは楽しい」と思えるのは、やはり自分が一番輝いているポジションでゴルフをしているからだと思います。要するに、レギュラーティー以外ではゴルフをしません。レギュラーティーだと、時々80台が出ます。それが、自信につながるんですよね。

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