【木村和久連載】長くなりそうな今年の夏。快適なナイターゴルフを楽しんでみては? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 また、フェアウェーから外れると暗いところが結構あります。ボールをなくしやすいので、カラーボールでラウンドすることをお勧めします。最近は発光性のボールなどもありますから、それを使用すれば見つけやすいと思います。

 いずれにせよ、ボールをなくす確率は高く、暗いなかではゆっくりとボールを探す気分にはなれません。そうした場合に備えて、最初に何らかの救済措置、あるいはローカルルールを設定して、効率よくプレーするのがいいのではないでしょうか。

(3)"デートゴルフ"には最適
 夜にゴルフをするのは、ロマンチックなイメージがします。先にも触れたとおり、日焼けも気になりませんから、女性には好評です。ということは、"デートゴルフ"として大いに使えるのです。

 コースもそれを知っていて、あるコースでは夜店みたないスタートハウスをこしらえて、縁日気分を盛り上げてくれます。

 デート向けロケーションとして考えれば、煌めく照明のなか、星空も見えてとてもロマンチック。心地よい虫の音もBGM代わりになって、ふたりを盛り上げてくれます。

 となると、日焼け止めクリームより、防虫スプレーの活躍となりますかね。照明に導かれてたくさんの虫が集まってきますから、これは絶対の必需品です。決して、お忘れにならないように。

(4)最初はハーフプレーがお勧め
 何度もナイターゴルフをやりましたが、山奥でプレーをしていると不思議な気持ちが湧いてきます。それは、淋しさです。

 平日の昼間にゴルフをしていると、「他のやつらはあくせく働いているのに、こっちはゴルフだぜ」と優越感に浸れます。

 片やナイターゴルフの場合は、「みんな家族団らんの最中なのに、オレはこんな山奥で何をやっているんだろう......」といった、一抹の淋しさに襲われることがあります。これは、何なんでしょうかね。

 ナイターゴルフは頻繁にするものではないので、おそらく暗がりのなかで自分の置かれている状況に不安を感じるのでしょう。そんなに山奥じゃない近郊コースでも、周りの暗い山々を見ると、すごく遠いところに来た感じがするのです。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る