錦織圭より先に快挙なるか。松山英樹、全米OPの難コースには好相性 (2ページ目)
とはいえ、ラフはひざ上にまで伸びた洋芝のフェスキューが群生し、風は強弱、そして方向も実に気まぐれである。ティーの位置によっては、距離も、難易度も大きく変わってくるのがこのコースの特徴だ。
松山は言う。
「全米より全英に近い印象は僕も受けますね。(フェアウェーが広いとみんなが口にするが)人は人。フェアウェーをキープすることが大事になると思います」
コースを歩いてみれば、フェアウェーが左右にうねっているようにレイアウトされ、きついアップダウンもある。コース上には樹木という樹木がほとんど存在せず、まるで大草原にゴルフコースが切り開かれたかのような印象であり、ゴルファーの距離感を狂わせることもあるはずだ。
今シーズンの松山は、ここまでパー5におけるスコア部門で1位。今回の全米オープンは久しぶりにパー72と4つのロングホールがあり、飛距離が伸びている今、距離の長いエリンヒルズとの相性は悪くないはずだ。優勝争いに加わるためには、得意としているロングホールでどれだけスコアを伸ばせるかがカギとなる。
「すべてのショットで、真っ直ぐ打つことが大事になると思います。(気をつけることは?)クラブを投げないことかな(笑)」
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