雪平莉左が「これは難しい!」と困った左足下がりでのショット ダフリ・トップをしないポイントは? (2ページ目)

  • 佐野 隆●撮影 photo by Sano Takashi

【左足下がりでの打ち方】

関コーチ 2打目はめちゃめちゃいいショットでしたね。次は残り50ヤードなんですけど、ちょっと左足下がりです。

雪平 そうですね。傾斜しています。

関コーチ 傾斜は大きく分けて4種類あります。左足下がり、左足上がり、ツマ先下がり、ツマ先上がりですね。

 この4種類のうち一番難しいのが、この左足下がりになります。

雪平 そうなんですか!

関コーチ どうして難しいかというと、ボールの手前に高く芝や土手がある状態だからです。

 左足上がりの場合には、この土手がボールより低い位置にあるので打ちやすいんですが、左足下がりの場合は、この土手が邪魔になってボールを打つ時にクラブの通り道がないんです。

雪平 確かに。これは難しいですね。

関コーチ ボールも上げるのも難しいし、ダフリ・トップにもなりやすいです。なので、打ち方をお教えします。

雪平 はい。

関コーチ 左足下がりに地面が傾いていますので、必ず自分の背骨を傾斜に対して垂直にして立ってください。これは多くのゴルフレッスンでもよく言われるポイントです。ただ、みなさん打ったあとは、上体を起こしてしまって、傾斜に対して垂直ではなくなってしまうことが多いんです。

 これですと、平らなところで体を飛球線の後方に倒してしまっているのと同じになります。ですから、ダフったり、トップしたりのミスが出やすくなってしまいます。

雪平 なるほど。

関コーチ 打ったあとも、体は傾斜に対して垂直な状態を維持する。傾いたまんまなんですね。

雪平 (体を傾斜の低いほうに傾けて)この状態ですね?

関コーチ そうです。前のほうです。当然ボールはいつもよりもちょっと低くなりますので、転がりも多めに計算して打つという感じです。やってみてください。

雪平 はい。

関コーチ ちょっと左に体を傾けて、あまり上げようとせずに低い球で打つぞという気持ちでいきます。

雪平 (打ちます。きれいに打ち抜きましたが、少し右へ飛びました)あれっ? あっち(右)に行った。コブに当たりましたね。どうなんだろう? 

関コーチ どうですかね。行ってみましょう。多分あの先はグリーンだったと思います。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。

酒井さとみ●ヘアメイク hair&make-up by Sakai Satomi
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
衣装協力●CPG GOLF

取材協力●カレドニアン・ゴルフクラブ
動画制作●株式会社ボーダーレス

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