書籍紹介『野球消滅』プロ野球を待ち受ける最悪のシナリオ

 いま、全国で急速に「野球少年」が消えている。理由は少子化だけではない。プロとアマがいがみ合い、統一した意志の存在しない野球界の「構造問題」が、もはや無視できないほど大きくなってしまったからだ。このままいけば、三十年後にはプロ野球興行の存続すら危ぶまれるのだ。プロ野球から学童野球まで、ひたすら現場を歩き続けるノンフィクション作家が描いた日本野球界の「不都合な真実」。

【本書の内容】
はじめに
第一章 プロ野球ビジネスが成り立たなくなる日
第二章 消える少年野球
第三章 二極化する高校野球の行く末
第四章 「プロアマの壁」は崩れていない
第五章 学童野球の闇
第六章 野球村に必要なアップデート
おわりに

【著者】
中島大輔(なかじま・だいすけ)
1979年、埼玉県生まれ。上智大学卒。スポーツ・ノンフィクション作家。
著書『中南米野球はなぜ強いのか』で、第二十八回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

【発行】新潮新書

【発売日】2019年8月9日

【定価】本体821円+税

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