ガールズグランプリ直通切符を賭けた最後のGⅠ迫る 山原さくら、梅川風子が語る勝負のカギとは (4ページ目)

  • ハル飯田●文 text by Haru Iida

 誰が最初に動くのか、その動きに呼応するのは誰なのか。7人でのレースで、自分が勝ちきる展開を全選手が模索する。思惑が渦巻く小倉決戦。どれほど混戦になっても、グランプリへの切符はラスト1枚だ。

【Profile】
山原さくら(やまはら・さくら)
1992年12月11日生まれ、高知県出身。高校時代に自転車競技をやり始め、高校3年のJOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会のスプリントで優勝し、翌年の全日本アマチュア選手権大会 スプリントでも優勝を飾る。19歳の時に日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)に入り、20歳でデビュー。その後は着々と優勝を積み重ね、2023年4月にガールズケイリン史上3人目となる通算500勝を達成した。

梅川風子(うめかわ・ふうこ)
1991年3月1日生まれ、長野県出身。4歳の頃からスケートを始め、スピードスケートの選手として全日本学生スピードスケート選手権500mで優勝を飾る。24歳でスピードスケートを引退して日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)へ入学。26歳でデビューし、翌年にはガールズグランプリに初出場を果たす。ナショナルチームにも所属し、パリ五輪出場に向けて二足の草鞋を履いて奮闘中。

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