アジア大会2冠の佐藤水菜が圧巻の爆速でガールズグランプリ出場権獲得「ゾーンに入ったような感覚があった」 (3ページ目)

  • 小堀隆司●取材・文 text by Kohori Takashi
  • 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 今後の意気込みについて聞かれると、佐藤は引き締まった表情でこう答えた。

「これで次の競輪祭にはより前向きな気持ちで入れます。いい意味で結果を気にせずに、自分が新たにやりたい戦法なんかも試してみたい。まだ、現状には満足していませんし、もっともっと強くなっていきたいです」

佐藤はこの3日間、力の差を見せつけた佐藤はこの3日間、力の差を見せつけたこの記事に関連する写真を見る

 今年のグランプリが佐藤と児玉の2人を軸に回るのは間違いない。だが、2着に入った吉川や、3着の久米詩(116期・静岡・24歳)の悔しそうな表情を見ていると、まだひと波乱もふた波乱も起こりそうな気配も感じられる。

 次の初代タイトルを獲るのははたして誰なのか。競輪祭にも熱戦を期待したい。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る