自転車競技トラックのアジア選手権でメダルラッシュに期待 パリ五輪出場枠獲得へ向けた日本の現在地とは (2ページ目)

  • PROMOTION text by Sportiva

競輪と両立する選手たち

 そしてこのアジア選手権には、自転車競技と競輪を両立する選手たちが数多く出場する。短距離男子では山﨑賢人、小原佑太、寺崎浩平、中野慎詞、太田海也。短距離女子では佐藤水菜、太田りゆ、梅川風子。中距離男子では橋本英也、窪木一茂。中距離女子では内野艶和が両立する選手たちだ。ジュニア、パラサイクリングを除く派遣選手20人のうち11選手が競輪選手だが、そのほとんどが日本の主力選手であり、上位を狙える実力を持つ。

 とくに注目されるのが、男子では橋本、太田、中野、小原、女子では佐藤、梅川。彼らは今年の国際大会シリーズ「UCIトラックネーションズカップ」で好成績を収めている。ちなみに「UCIトラックネーションズカップ」は、世界選手権に次ぐ高さのポイントを獲得することができるため、世界トップクラスの選手たちがしのぎを削っている大会だ。

UCIトラックネーションズカップ第2戦でも好成績を残した太田海也 パリ五輪出場に向けて視界良好だUCIトラックネーションズカップ第2戦でも好成績を残した太田海也 パリ五輪出場に向けて視界良好だこの記事に関連する写真を見る

 橋本は今年2月に開催された「2023UCIトラックネーションズカップ」第1戦の男子エリミネーションで金メダルを獲得。太田は同大会の男子スプリントで2位になるとともに、3月に開催された第2戦の男子ケイリンと男子チームスプリント(長迫吉拓、太田海也、小原佑太)で3位に入っている。中野は第2戦の男子ケイリンで金メダルを獲得。小原は太田とともに第2戦の男子チームスプリントの一員として3位になった。佐藤は第1戦、第2戦の女子ケイリンでともに金メダルを手にし、梅川は第1戦の女子ケイリンで3位に入っている。

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る