【カーリング】マリリン妊娠で「五輪代表争い」の勢力図が変わる!? (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro

中部電力のスキップから今季はLS北見に電撃移籍した藤澤五月。photo by Kouchi Shinji中部電力のスキップから今季はLS北見に電撃移籍した藤澤五月。photo by Kouchi Shinji しかし、ほぼ同時期に中部電力のスキップ・藤澤五月が電撃移籍で今季からLS北見に加入した。2011年から日本選手権4連覇の中部電力を支えた国内屈指のスキップである藤澤の実力は折り紙つき。彼女が本橋に代わってスキップを務めることで、大きな戦力ダウンを免れるだけでなく、新たな相乗効果も期待できそうだ。

 藤澤にとっては、今大会がLS北見の一員として初の公式戦となるが、北見市出身の彼女とすれば、会場となるアドヴィックス常呂カーリングホールは"ホームリンク"のようなもの。チームメイトとのコミュニケーションが図れていれば、気負うことなく、実力を存分に発揮できるのではないか。

 2月の日本選手権では、北海道銀行から唯一白星を奪ったLS北見。相性は悪くないだけに、「カーリングのチーム構成は、足し算ではなく、掛け算。藤澤がサードの吉田知那美(前北海道銀行。ソチ五輪代表選手)とかみ合えば、かなりの爆発力を持ったチームになるはず」と、地元カーリング関係者はLS北見の逆転に期待を膨らませる。

 磐石の北海道銀行か、リニューアルされたLS北見か。平昌五輪へ向けた熱き戦いの、"第1ステージ"の幕がいよいよ上がる。

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