本田真凜が『ワンピース・オン・アイス』で「必見」と熱く語る宇野昌磨vs無良崇人のバトル (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

●演技への挑戦は「今後に活きてくる」

ーー稽古を初めて拝見して感情が伝わる演技に感動しました。

 ありがとうございます。もともとどちらかといえばそういう(感情を演技にのせる)タイプで、楽しい曲を使っていたら楽しく滑るし、練習で調子がよくなくて悲しかったらそのままの流れで引きずってしまうタイプなんですけど、今回は特にそうですね。

ーービビに感情移入している時、一番心が動くのはどのシーンでしょうか?

 ビビは麦わらの一味を少し離れた場所から客観的に見るシーンが多いと思います。麦わらの一味がビビのために戦ってくれている様子を違う場所から見ていたりすると、胸が締めつけられるような感情になってしまいます。

ーー個人的なおすすめシーンはありますか?

 やっぱり最後の、「仲間の印」のシーンです。ビビと麦わらの一味のお別れのシーン。そこでは麦わらの一味は船の上でこちらが見えていないと思うんですけど、ビビからはみんなが見えるので、初めてそのシーンのお稽古をした時も涙が出てしまうような感動がありました。どのシーンもおすすめなんですけど、一番好きなのはそのシーンです。

ーー今回の経験が将来に役立ちそうだなと感じることや、挑戦してみたいと思うことはありますか?

 演技はもっとしてみたいです。もともと興味はあったんですけど、この『ワンピース・オン・アイス』のお稽古を通して、やってみたいなとさらに思いました。どんなふうに自分ができるかはわからないですけど、この経験が今後に活きてくるんじゃないかなと思っています。

 自分のプログラムの練習をする時も、今までよりももっと自由な感じで表現できていて、決められた振付にプラス自分のその時の感情やストーリーを表現できるようになったと思います。

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