鬼越トマホーク・坂井良多が選んだ「ケンカマッチ」ベスト5。PRIDE、K-1、UFCのどつき合いナンバーワンは? (2ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • Photo by Getty Images、Yukio Hiraku/AFLO

【4位】レイ・セフォー vs マーク・ハント

(2001年10月8日 「K-1 WORLD GP 2001 in FUKUOKA」 3-0の判定でセフォーが勝利)

 みんなの青春、K-1からの選出です。ただ、K-1から選ぶのは本当に難しかったですよ。ジェロム・レ・バンナとハントの試合はどれも熱かったし、熱狂度でいったらマイティ・モーvsガオグライ・ゲーンノラシンもいいし、バダ・ハリvsルスラン・カラエフの2戦目もダウン応酬で凄まじかった。ただ、ケンカというか、どつき合い感がある試合としてセフォーvsハントを選びました。

 格闘技に詳しくない人でも、セフォーとハントの名前はけっこう知ってますよね。ハントはサモア系のニュージーランド人で、『こんなに体が強いヤツっているんだ』ということを格闘技で表現してくれた。この試合では、あのセフォーと一緒にノーガードで殴り合いながら笑ってましたからね。

 先にK-1で活躍していたセフォーと、後から入って来たハントという関係は、なんかお笑いっぽいなとも思って。お笑いの世界でも第7世代が出てきたけど、強力な先輩芸人たちが立ち塞がるみたいな(笑)。当時のセフォーは、賞レースでは頂点にはいけなくても、みんな大好きで業界のトップにいる千鳥さんみたいな感じかな。

 あらためて振り返ると、やっぱりK-1はすごいですね。デカい外国人選手同士の対決を、日本人が見て熱狂する形を作ったわけですから。普通だったら日本人が強さを発揮できる階級でやりたくなるところを、最も厳しいだろうヘビー級の格闘技を持ち込んだわけですから。

 僕は日本人が世界と勝負できる中量級・軽量級も大好きですけど、あの頃のK-1の熱さはヘビー級が作ったものだと思います。創立者である石井和義館長は......いろいろあったことはひとまず置いといて、天才だと思います。

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