男子ラガーマンにナメられないように。桑井亜乃は選手時代と変わらぬトレーニングで五輪史上初の偉業を目指す (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- あらためて、セカンドキャリアとして指導者や教員ではなく、レフェリーを選んだ決断は?

「正解だったなと思っています! 今、本当に楽しいです。ひとりで旅行することも好きだったので、レフェリーになってひとりで行動し、海外の人たちと仲良くなっていく感じも好きです。

 なにより、ラグビーに関われているのが楽しい! レフェリーとして結果を残すことが、私の使命だと思っています。そして、ラグビーをやっている子どもたちのなかから『私もレフェリーをやってみたい!』と思ってくれる子が増えたらいいなって(笑)」


【profile】
桑井亜乃(くわい・あの)
1989年10月20日生まれ、北海道幕別町出身。幼少時から陸上を始めて、帯広農業高校時代に円盤投げで国体5位入賞。中京大学卒業後の2012年にラグビー競技を本格的に始める。2013年に立正大学大学院に進み、クラブチーム「アルカス熊谷」に加入。2016年リオデジャネイロ五輪代表。昨年8月に現役引退してレフェリー転身した。7人制ラグビーの代表キャップ32。身長172cm。

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