桜花賞は昨年と同じく「内、前」が有利か 人気薄の一発を期待するなら内を強襲できる世代唯一の実績馬 (3ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku
  • photo by Sankei Visual

 ドゥアイズは、阪神JFでも直線でややスムーズさを欠きながら3着と好走。この世代で上位争いできることは証明されています。

 その比較から、勝ったハーパーも当然上位進出が期待できます。しかも、この馬にはクリストフ・ルメール騎手が騎乗しますから、その期待度はさらにアップします。

――人気薄で出番からあるとしたら、やはり内目でうまく立ち回れる馬でしょうか。もし具体的に気になる存在がいたら、教えてください。

3歳牝馬で唯一重賞を2勝しているキタウイング3歳牝馬で唯一重賞を2勝しているキタウイングこの記事に関連する写真を見る大西 そのパターンで言えば、キタウイング(牝3歳)でしょうか。2走前のGIIIフェアリーS(1月9日/中山・芝1600m)では、思いきってインを突いたことが勝利につながりました。

 出遅れたことで腹をくくれたのもあるでしょうが、あれで結果を出せたことで、この馬の戦法が確定したことは明らか。プロフィールが地味なので人気になりにくい馬ですが、3歳牝馬世代で唯一の重賞2勝馬ですから侮れません。

 展開と乗り方がハマッたら、ここでも一発というシーンが作れるかも。関東馬ながら、1カ月以上も前から栗東入りして調整していることも、桜花賞で全力投球するためですから、陣営の本気度はかなり高いと見ています。

 ということで、桜花賞の「ヒモ穴」には同馬を指名したいと思います。

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