桜花賞の行方を占う「3歳牝馬ランキング」。上位5頭の実力を分析 (4ページ目)

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 4位は2頭。フェアリーSを勝ったライラックと、阪神JFで8番人気ながら2着に入ったラブリイユアアイズが、プレサージュリフトと同じく圏外から一気にランク入りした。

木南氏
「ライラックは、デビュー前から調教ですばらしい動きを見せて、陣営の評価もすこぶる高かった馬です。2戦目のGIII京都2歳S(11月27日/阪神・芝2000m)では8着に敗れましたが、ゲート入りを嫌がって、精神的に走れる状況ではなかったのかもしれません。

 フェアリーSでは、外からねじ伏せる強い競馬を披露。主戦のミルコ・デムーロ騎手がサークルオブライフに乗るので、鞍上がどうなるのか気になっていましたが、福永祐一騎手が騎乗依頼を受諾。本番も楽しみになりました」

市丸氏
「阪神JF2着のラブリイユアイアズ。そこからぶっつけで桜花賞に臨みますが、2月末から坂路とウッドコースを併用してビシビシと追われているので、きっちり仕上がるはずです。

 父ロゴタイプの初年度産駒は、これまでに中央競馬では32頭が出走。勝ったのは同馬だけですが(4月5日現在)、マイルがベストの配合で、再びアッと言わせるシーンがあっても不思議ではありません」

 クラシックを前にして、ランキングではナミュールとサークルオブライフが「2強」を形成。桜花賞でも下馬評では2頭の争いと見られている。しかし、いまだ底を見せていない伏兵もズラリ。オークスの前には今回同様、勢力図がガラッと変わっている可能性が十分に考えられる。

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