親子2代オーナーの夢を紡ぐ。ニシノデイジーの成長がものすごい (3ページ目)
これまでの全レースでコンビを組んでいる勝浦正樹騎手は、普段から同馬に付きっ切りで調教にも乗っているとのこと。次走のGII弥生賞(3月3日/中山・芝2000m)でも手綱をとることが決まっており、前走のリベンジに燃えているようだ。
また、馬自身はまだまだ成長著しく、春にはさらなるパワーアップが見込めるという。先述のトラックマンがその様子を伝える。
「札幌2歳SからホープフルSの間に、馬体重が16kgも増えています。先日の追い切りでも、陣営から『馬体重こそ変わらないものの、ここに来て馬が逞しくなった』との声が聞かれました。
そもそも牧場時代を振り返っても、当歳時は見栄えのしないタイプだったのが、1歳、2歳と年齢を重ねるにつれてグングン成長したようです。その成長曲線を考えると、クラシックではもう一段階上のパフォーマンスを見せられるかもしれません」
親子2代にわたる西山オーナーにとって、ゆかり深いニシノデイジー。偉大なる曽祖父と曾祖母と同じくクラシックで戴冠を果たせるのか、注目である。
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