伊東純也はスピードだけにあらず、南野拓実はボールロストが目立った...フランスで戦う日本人プレーヤー5人の明暗 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

【鈴木唯人のデビューは衝撃】

 リーグ・アン7年目となったストラスブールの川島は、今シーズンも控えGKとしてシーズンを過ごしたが、2019−20シーズン以来2度目となる公式戦の出場なし。特にカタールW杯後は肩の手術もあってベンチ外が続いた。なお、40歳となった川島の契約は今シーズンかぎりなので、今後の去就に注目が集まる。

 同じストラスブールの鈴木は、第31節のアジャクシオ戦の後半75分にデビューを果たすと、華麗なドリブル突破から初ゴールをマーク。センセーショナルなデビューを飾って地元サポーターを歓喜させた。

 しかし終わってみれば、その試合を含めて途中出場3試合(出場時間33分)のみ。ゴールもデビュー戦だけでシーズンを終えている。

 鈴木のローン契約は今シーズンいっぱい。今後はクラブが買い取りオプションを行使するか注目される。

プロフィール

  • 中山 淳

    中山 淳 (なかやま・あつし)

    1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る