守備固めの岡崎慎司。先発へのカギは「バーディーにないプレー」 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

 では、どうアピールしていくのか――。白星を重ねるチーム状況に「今は我慢する必要もある」と漏らしながら、次のように分析する。

「別に悪いプレーはしていない。サブになっているけど、出来が悪くてベンチに追いやられているわけでなく、むしろレオのプレーが良いとか、そういう理由。ゴールを決める選手がいるから、その2トップの相方は、何かプラスになる選手じゃないといけない。つまり、バーディーにはない部分を持っている選手だと思うんです。

 レオの場合は、身体を張ってキープしている。高い位置の競り合いから時間を作れたら、チームとしても楽。ロングボールの多い展開になれば、あいつが使われる。一方、僕の場合なら、運動量やキレでバーディーのサポートをしたり、プレッシングをずっとかけ続けられることになると思う」

 折りしも、ここからプレミアリーグは年末年始の過密日程に突入する。特に年末は26日のリバプール戦、29日のマンチェスター・シティ戦と中2日で2試合をこなすだけに、岡崎にもチャンスが回ってくる可能性は高い。

「そこしかチャンスはないと思う。バーディーも身体が結構キツそうだし、絶対に先発のチャンスはくる」

 マンチェスター・ユナイテッド戦後に「(ポジションを)掴みたい」と力を込めていた岡崎。はたして絶好調のチームとともに、上昇気流に乗ることができるだろうか。

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