ミランと本田圭佑はこのドローをどう受け止めるべきか (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 前回のコラムで書いたことを私はまた再確認した。このミランは試合を重ねるごとに本物のチームへと変貌していっている。全員が全力で戦い、助け合い、チームとしての最高の力をピッチで出そうとしている。

 この水曜日には、ミランはまたピッチに立つ。対戦相手はカリアリ。ビッグチームではないが、決して侮ってはいけない。ミランが引き分けたエンポリに、カリアリはこの日曜日、4-0で大勝しているのだから。

 フィオレンティーナ戦でゴールができなかった本田は、得点王の座を降りてしまったが、それでも90分間フル出場を果たした。フィジカルコンディションは相変わらず良いようで、次の試合での活躍も期待できる。

 相変わらず本田はイタリアのメディアの攻勢を、そのドリブル同様うまくかわしている。ここまで徹底していると思わす勘ぐりたくなってしまう。マスコミに話をしないのは、もしかしたら彼一流の幸運を呼ぶジンクスなのではないだろうか?――と。


オフィシャル誌編集長のミラン便り>

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