Jリーグ序盤戦を中村憲剛&佐藤寿人が斬る「ヴェルディを見ているとフロンターレが昇格した時のことを思い出す」 (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

 だから、個人的には時間はかかるかなとは思っていましたけど、シーズンの開幕戦がいきなりACLのラウンド16であったのも厳しかったですね。準備期間が短いなかでスタートして、そこで負けたショックもあるんじゃないかと。

── 寿人さんのもうひとつの古巣である名古屋も開幕3連敗といきなり苦しんでいます。

寿人 心配ですね。しかも3戦連続、完封負けですから。その後に柏に勝ったので、いい流れになってくれればいいんですが。

── 不調の原因はどのあたりにあると分析していますか?

寿人 去年の途中にマテウスが抜けて、その後に攻撃のところを再構築できないままシーズンを終えてしまった。マテウスが抜けた後に森島(司)を獲ったんですが、やっぱりタイプがまったく違うので、形はなかなか見えなかったですよね。

 今年に関して言えば、前線にいい選手を入れましたけど、うしろがこぞって入れ替わってしまった影響は大きいと思います。中谷(進之介)にしろ、藤井(陽也)にしろ、丸山(祐市)にしろ、守れるエリアが広いので、彼らの力でなんとか耐えていたっていう局面もかなりあったんです。

 でも、今はそこに取って代わるべき選手たちがまだまだチームにフィットしきれていないので、なかなか厳しいですよね。

憲剛 まだ4試合が終わった段階ですけど、すでにいろんなものが見えてきていますよね。思惑どおりに結果を残せているチームもあれば、うまくやれている気はするんだけど、結果につながらないチームもある。逆に、苦しい戦いをしながら勝っているチームもおそらくあると思います。

寿人 序盤戦はありますよね。勢いだけで勝てているチームとか。

憲剛 なので、この2週間の中断期間はすごく大事な時間だと思うんですよ。これまでに出た課題をどうやって解消していくのか。2週間のなかでいろいろできると思います。

 それぞれの思惑が見えてきたなかで、本当は全チームについて話したいところですが、さすがに読者の方たちもしんどいと思うので止めておきます(笑)。でも、序盤戦を見ただけでも、今年もJリーグは面白くなりそうだなと感じています。

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