Jリーグ優勝争いの行方。横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島、川崎フロンターレの三つ巴や残留争いを福田正博が解説 (4ページ目)

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by Fujita Masato

順位争いだけではない楽しみも

 今回は上位と下位の争いにフォーカスしたが、中位勢もここにきて見ごたえのあるサッカーを展開している。

 たとえばサガン鳥栖は、開幕前に続いて今夏も選手を抜かれたにもかかわらず、チーム力を落とさずに戦っているが、選手が次々と台頭する理由を探す楽しみがある。

 浦和レッズの試合なら、ストライカーの必要性の有無を考えさせられる。順位だけではなく、こうした楽しみ方もあるのがJ1リーグでもある。

 そのJ1の最終節は11月5日。まだ2カ月あると思われがちだが、日本代表の海外遠征などの中断期間もある。決着の日はあっという間に訪れるはずだ。そこに向けてラストスパートに入ったリーグの動向を、しっかり見守ってもらいたい。

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