もし40年前にWBCがあったなら... 侍ジャパンのメンバーはどうなる? エースは? 4番は? 【2023年人気記事】 (3ページ目)

  • text by Sportiva

6番・サード/掛布雅之(阪神)

 サードは衣笠祥雄(広島)や中畑清(巨人)をはじめ、田代富雄(大洋)、有藤道世(ロッテ)など、チームの顔というべき選手が揃うが、1982年に本塁打王を獲得し、「ミスタータイガース」として人気を博した掛布雅之で決まり。江川卓の快速球をライトスタンドに軽々と放り込んだバッティングは、メジャーの速球派にも通用するはず。

7番・セカンド/篠塚利夫(巨人)

 巧みなバットコントロールで首位打者2回、シーズン3割以上7回を記録した巧打者。本来なら上位で起用したいほどの選手だが、篠塚が7番を打つところに、このチームの豪華さが伝わる。また華麗なセカンドの守備も魅力で、巨人時代は幾度となくチームのピンチを救った。

8番・キャッチャー/中尾孝義(中日)

 この頃、どのチームもキャッチャーのポジションは過渡期にあり、絶対的な存在のいないなか、中日の正捕手として台頭してきたのが中尾孝義。1982年は打率.282、18本塁打、47打点の打棒と、盗塁阻止率.429の強肩を発揮し、セ・リーグの捕手として史上初となるシーズンMVPを獲得した。

9番・ショート/石毛宏典(西武)

 ルーキーイヤーの1981年から西武の正遊撃手として活躍し、打率.311を残して新人王を受賞。守備でもゴールデングラブ賞を10回獲得するなど、球界を代表する遊撃手になった。以降も安定した成績はもちろん、明るいキャラクターで西武黄金時代の絶対的リーダーとしてチームを支えた。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る