新庄監督2年目の日本ハム好調の要因を鶴岡慎也が分析 「昨年の作戦が生きている」 (4ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Koike Yoshihiro

── 今後の展開をどう見ますか?

鶴岡 冷静に見て、オリックスとソフトバンクには戦力に余力があります。まだ戦力を使い切ってはいませんが、上位にいます。ただ、現在好調のロッテを抜いて、日本ハムがAクラス入りすると予想しています。

 昨年、日本ハムはリーグ最多の86失策でしたが、今季も62試合ですでに41失策。新たな本拠地となったエスコンフィールドは、内外野ともに天然芝で、打球が跳ねたり、加速したり、読めません。相手チームの選手はもちろん、まだ日本ハムの選手も打球の性質をつかみきれていない印象です。今後は、とくに内野手の失策を減らしたいところです。"地の利"を生かしてホームゲームで多く勝てば、さらなる上昇が期待できます。


鶴岡慎也(つるおか・しんや)/1981年4月11日、鹿児島県生まれ。樟南高校時代に2度甲子園出場。三菱重工横浜硬式野球クラブを経て、2002年ドラフト8巡目で日本ハムに入団。2005年に一軍入りを果たすと、その後、4度のリーグ優勝に貢献。2014年にFAでソフトバンクに移籍。2014、15年と連続日本一を達成。2017年オフに再取得したFAで日本ハムに復帰。2021年オフに日本ハムを退団した。

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