ロッテOBの清水直行は、藤原恭大の打順に「違うんじゃないか」。一番の課題である打線、投打の軸として期待の選手も語った (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

「2025年までに常勝軍団を目指すということですが、球団として具体的にどこを強化して、どんな勝ち方をしていきたいのかが見えません。

 例えば、『2025年までに最強の投手王国を作って優勝します』ということだったら、『だから今は、外国人助っ人やFAでピッチャーの補強に投資しているのか』『ドラフトで投手の指名が多かったのはそういう理由か』と、ファンの方々も理解しやすいはず。せっかくビジョンを掲げるのであれば、そこへ向かうための道筋も示すべきだと思います。

 リーグ連覇したオリックスは若手がどんどん出てきていますし、外国人助っ人に頼っていません。オリックスは近年のドラフトで、飛びつきたくなるような即戦力の選手がいた年でも、将来有望な高校生を積極的に指名した。その選手たちが現在は主力として活躍しています。何年か前に方針を転換し、実行したことが実を結んでいるんです。選手個々の頑張りも当然必要ですが、球団、編成がどういうチームを作っていくのかを内外に示すことも大きな課題だと思います」

◆清水直行さんのYouTubeチャンネル
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