高知「背番号17」の快投の裏にラプソードあり 武器のカットボールをどう使ったのか (3ページ目)

  • 元永知宏●取材・文 text by Motonaga Tomohiro
  • 大友良行●撮影 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 秋季大会で中継ぎだった辻井は、進化したカットボールを武器に、憧れの甲子園で初勝利を挙げた。

「いい感じでカットボールを投げられていますが、もっと球速がほしい。速ければバッターの打ち損じが多くなるし、ランナー一塁の場面でダブルプレーも取れるようになりますから。今はストレートの最速が139キロですが、140キロ台の後半まで伸ばしたいです」
 
 2回戦の相手は、秋季近畿大会ベスト8の履正社(大阪)だ。

「履正社は打力も投手力もある、バランスのいいチーム。でも、次の試合も強気なピッチングで押せればいい。新チームになってから、全国ベスト8以上を目標にしてきたのでひとつひとつ勝ち上がって、最終的に日本一が取れればいいと思います」

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