ネガティブなぽっちゃりOLが美ボディの絶対女王になるまで。ビキニフィットネス安井友梨「いつからでも自分と未来は変えられる」 (2ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru, photo courtesy by Yasui Yuri

【突然始まったビキニフィットネス優勝への道】

ーー自分を変えるきっかけとなるビキニフィットネスとはどのように出会ったのですか?

 30歳の時の私は相変わらずのぽっちゃりOL。でも、同じぽっちゃり体形の母が急にジムに通い始めて半年で約20キロもやせたんです。

 だから「私も!」と、母に連れられて通い始めたのが最初です。

 でもその時は「10キロやせる」という漠然とした目標しかなかったので、なかなかうまくいかず。

 トレーナーの方から「やせてどうなりたいのか、目標にしたい人物の写真を持ってきて」と言われたから米倉涼子さんの写真を持っていったら「それは芸能人だから無理!」と言われたり(笑)。

 そうして見つけたのがビキニフィットネスのコンテストで優勝した選手たちの集合写真でした。

 そのなかには普通の主婦の方もいたので、私にもできるかもと思って調べてみると、チャンピオンの住まいも通っているジムも私と同じ名古屋だということがわかって、同じジムに通うようにしたんです。

競技を始め体を磨き上げていった競技を始め体を磨き上げていったこの記事に関連する写真を見るーーその時の家族からの反応はいかがでしたか?

 ビキニフィットネスのコンテストを目指すと伝えたら大反対されました。「いい歳して何やってんだ、料理教室に通え」とか言われたり。

 その時に、自分がやろうとしていることに対して、周囲が必ずしも応援してくれるわけではないことを知りました。

 でも周りの目を気にして何でも諦めていた私がめげずに続けられたから、今があるんだと思います。

ーー家族は今では応援してくれていますか?

 国内大会(オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス)で初優勝してから私の一番の応援団です。

 世界選手権(IFBB世界フィットネス選手権)がヨーロッパなどどこで開催されようが、必ずついてきてくれます。父も母も、旦那さんも、そのお母さんも。

 実は、そのジムに入会するのにふたつの条件がありました。ひとつは、大会に出るまでやめないこと。もうひとつは、「ビキニフィットネス優勝への道」と題して365日、ブログを更新し続けること。

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