高橋大輔の『道』に感動 フィギュアスケート漫画『ツーオンアイス』逸茂エルクが尊敬する選手たち (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko

【「宇野昌磨選手は選曲がすごくいいなあ」】

ーー昨年12月の全日本選手権も盛り上がりましたね。

 テレビ観戦でしたが、すごかった......! あの日は原稿が進まなくて。まず、「ゆなすみ」(ペアの長岡柚奈・森口澄士)がすごくて。NHK杯の時はこれから頑張ろうみたいな感じのふたりに対する応援の空気感だったのですが、全日本はショートプログラムもフリーも見違えるようによくなっていましたよね。

 うわー、すごい!と思っていたら、そのあとの男子シングルは漫画で描いてもやりすぎなくらいの展開。全員、世界選手権に行ってほしい、3枠しかないなんて......と思いながら見ていました。

 全日本のあとは、こんなにすごい世界の話を描かせてもらっているんだと気持ちを新たにしました。フィギュアスケートは、たくさんの人が見ている前で一回の演技にかける。そんな姿もちゃんと伝えたいなと思いました。

ーーフィギュアスケートの好きなところは?

 自分がずっと音楽をやっていたので、音楽に注目しています。音楽と選手が合った瞬間がすごく好きなんです。思い返してみても、まず曲がすごく好きじゃないと、というところがあって(笑)。漫画と関係なく見ている時も、やっぱり「これ、すごくいい曲だな」ってところから入ることが多いです。

ーー印象に残ったプログラムや演技はありますか?

 やっぱり『道』と、あと鈴木明子さんの(2012−2013シーズンのフリー)『O(オー)』がものすごく好きです。鈴木さんの演技も何回も見ています。あと、宇野昌磨選手は選曲がすごくいいなあと思うことが多いですね。

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