三原舞依が大崩れしない理由 「最後にコンビネーションをつける予定だったんですけど...」戦略的判断で構成を変更
【足のケガを抱えながら】
演技終盤、ロングスパイラルの美しさに魅了された観客から、感情があふれ返るような拍手が沸き起こった。それだけ心を揺り動かすプログラムだったと言える。最後のポーズが決まった瞬間、会場は熱気に包まれた。
三原舞依(24歳/シスメックス)は感極まったように両腕を振り下ろし、その光景のなかで笑顔の花を咲かせている。
「(グランプリシリーズ・中国杯を右足首のケガで欠場後、痛みを抱えて出場した)NHK杯が終わって、全日本まで毎日、精一杯やってきて、最後まで全力で滑ることができたのはよかったです。ケアしながら、ギリギリまで練習でやってきました。足もよく頑張ってくれたと思います」
全日本選手権後、三原はそう振り返ったが、彼女はどう戦ったのか?
全日本選手権SPの三原舞依この記事に関連する写真を見る
1 / 4