馬券好調の高田秋は天皇賞・春も「当たるデータ」が見えた!? あの「産駒」に期待 (2ページ目)

  • 河合 力●取材・文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【ディープインパクト産駒に期待】

 今年の天皇賞・春も、私のなかで浮き出て見えたデータがあります。過去5年でディープインパクト産駒が4勝していることです。

 これは無視するわけにはいかない! ということで、1頭目の気になる馬は、サリエラ(牝5歳)にしました。

 5歳馬ですが、まだ8戦しか走っておらず、これからの成長力がありそうな馬ですよね。血統を見ても、お姉さんのサラキアは5歳後半に本格化したので、この馬もまだまだ強くなりそうです。

 何より心強いのは、武豊騎手とコンビを組むこと。言わずと知れた「盾男(たてお)」ですし、長距離戦はジョッキーの腕がものを言いますよね。国枝栄厩舎とのタッグも楽しみです。

 前走のGⅢダイヤモンドS(2月17日/東京・芝3400m)は、勝ち馬のテーオーロイヤルとクビ差の接戦に敗れて2着でした。その後、テーオーロイヤルはGⅡ阪神大賞典(3月17日/阪神・芝3000m)も勝って、今回も最有力候補の一頭です。その馬と接戦しているのですから、能力的にも十分通用しそう。スタミナも豊富なイメージです。

 次に挙げたいのは、ドゥレッツァ(牡4歳)です。昨年のGⅠ菊花賞(10月22日/京都・芝3000m)を制していて、長い距離のレースは相当強そうですよね。1番人気濃厚ですが、この馬を外してはいけないと思っています。

 前走のGⅡ金鯱賞(3月10日/中京・芝2000m)は、2着に敗れてしまいました。しかも、勝ち馬(プログノーシス)から5馬身離されてしまいましたが、あまり気にしていません。あくまでひと叩きだったと思いますし、今回はしっかりと状態を上げてくるのではないでしょうか。3着以内には手堅く入りそうな1頭だと考えています。

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