弥生賞で穴党記者は伏兵2頭をオススメ 堅い決着濃厚も人気馬絡みでも好配当が見込める (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 木村記者が推すもう1頭は、シリウスコルト(牡3歳)。同馬もホープフルS組だ。

「シリウスコルトは、今回と同じ中山・芝2000mのオープン特別・芙蓉S(9月30日)を勝っていますし、馬っぷりとか、稽古の感じからしても、もっとやれていい感じがします。ホープフルSも6着。アドミラルシップとはわずかコンマ1秒差でしたから。

 デビュー以来、馬体重は増えていますが、これは成長と見ていいでしょう。使われている距離が、1200m、1600m、2000mと延びてきているのも、面白いですね。

 GIII新潟2歳S(8月27日/新潟・芝1600m)にも出走していますけど、見た目からして中山向きっぽい馬で、上がり勝負の新潟には向くようなタイプには見えませんでした。それでも、5着に入ったことは評価できますし、そうした底力を考えれば、ここで一発あってもおかしくありません」

 3歳牡馬戦線はこれといった存在がいないなか、ここで絶対的な地位を築く馬が出てくるのか。はたまた、思わぬ馬の台頭があって、さらに混沌とした状況となっていくのか。クラシックの行方を左右する一戦に注目である。

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