躍進・木村厩舎が送り出す注目の若駒アルメリア。「フットワークが上質」とスタッフ絶賛の逸材 (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

「アルメリアについて、スタッフは『追い切りを重ねるごとによくなっているし、フットワークも上質』と絶賛。今週の調教でも、ラクに並走馬を追い抜いていました。『完成はまだ先だけど、現状でも十分にやれる』とのことです」

 アルメリアの2つ上の姉アヴェラーレ(牝4歳/父ドゥラメンテ)も木村厩舎の管理馬で、これまでに3勝を挙げている。オープン入り目前だが、その姉よりも馬体の作りはアルメリアのほうがいいそうだ。先述のトラックマンが続ける。

「姉のアヴェラーレは体が小さくて、雄大な馬体の持ち主だった母とはタイプが違ったようです。しかし、アルメリアについては『母に似ていて、がっちりした体つき。筋肉質なところも共通していて、いいですね』とスタッフ。その表情からも、同馬への期待の大きさが伝わってきました」

 デビュー戦は、12月24日の2歳新馬(中山・芝1800m)。クリストフ・ルメール騎手が鞍上を務める予定だ。

 木村厩舎に初の重賞タイトルをもたらしたのは、母アルビアーノ。アルメリアは、その偉大なる母を超えられるのか。初陣の走りから目が離せない。

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