好調ヘルタを支える原口元気。サイドMFとして新境地 (2ページ目)
敗れたケルンの大迫は不甲斐なさを感じたようだ。
「中2日だからか、チーム全体で動き出しも少なかったし、重かった」
戦術も消極的だった。
「監督からは0-0の時間を長くしようという話はありました。ただ、もっと前からプレッシャーをかけてもよかったかなとは思います」
ボール保持率はほぼ互角、1対1の競り合いではややケルンが上回った。屈強で、ボールの収まるタイプのCFモデストにボールを預け、そこから展開しようとするケルンだったが、起点ができなかった。大迫は引いて起点になろうとするが、肝心のゴール前をこじ開けることができなかった。
一方、ヘルタの狙いは明確だった。サイドを崩しクロスをゴール前に入れる。得点にはつながらなかったが、今季バイエルンから完全移籍してきた右SBヴァイザーと右MF原口のコンビネーションは、序盤から脅威になっていた。
「ヴァイザーがすごく攻撃的な選手なので、彼がいいタイミングで上がってきてくれることによって、僕とのコンビネーションで崩したり、今、縦の関係が非常にうまくいってる。ちょっと前半、僕はバタついていた部分があって、もっとクオリティを上げなきゃいけないけど、彼とはいい関係が築けていると思います」
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