「やっぱり遠藤航選手はすごい」パリ五輪を目指すU-22代表「守備の要」半田陸が森保ジャパンの一員となって感じたこと (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

「僕自身としても、チームとしても、グループリーグは結果も内容もすごくよかったのに、ちょっと気が抜けたのか、あのメキシコ戦はうまく噛み合わずに終わってしまった。僕は(負傷欠場でメキシコ戦を)ベンチから見ていたんですけど、もっとできることがあったんじゃないのかなって思ってます」

── それでもグループリーグ1位通過には手応えもあったのではないですか。

「グループリーグは(2勝1分の)1位で抜けられましたけど、すごくいい手応えがあったなかでの、ああいう負け方だったので......。世界はこんなもんじゃないっていうことを改めて認識させられたような終わり方だったと思います」

── U-17ワールドカップの時には、キャプテンも務めていました。性格的にはキャプテンタイプですか。

「どうなんですかね(笑)。(キャプテン)キャラではないって自分では思っているんですけど(笑)。今度、森山(佳郎U-17代表監督)さんに会ったら聞いてみたいです」

── U-17代表ではセンターバックだった半田選手も、その後は主にサイドバックでプレーしています。世界の舞台で戦ってみて、サイズ的にセンターバックでは厳しいと感じることもあったのですか。

「その時にプレーしていて、厳しいというのは全然なかったです。それでも、将来を考えると(サイドバックのほうがいい)......という感じでしたね」

── 本来なら2021年のU-20ワールドカップがリベンジの舞台になるはずでしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となりました。

「U-17ワールドカップの時、僕は(最後の試合に)出られずに終わってしまい、次はそこを目標にしながらやってきたので、大会がなくなってしまって本当に残念でした。でも、(中止が決まった以上)また復活することはありえないので、割とすぐに(気持ちを)切り替えることはできたんじゃないかなと思います。今は、次にオリンピックっていうリベンジの機会があるので、すごく楽しみにしています」

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