スカウトが熱視線を送るセンバツ注目の好投手10人 大阪桐蔭の怪物、栃木の怪童、サラブレッド左腕など多士済々 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

高校進学時は「江川卓二世」と呼ばれた作新学院・小川哲平 photo by Ohtomo Yoshiyuki高校進学時は「江川卓二世」と呼ばれた作新学院・小川哲平 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る小川哲平(作新学院3年/183センチ・92キロ/右投右打)

まだ底を見せていない栃木の怪童。中学時代には最速144キロを計測し、高校進学時には「江川卓(元巨人)二世」ともてはやされた。下級生時に右ヒジを痛めたが、昨秋は復活して関東大会優勝、明治神宮大会準優勝に貢献。パワフルな風貌とは裏腹に、両コーナーを丁寧に突く実戦的な投球が目を引いた。球速より球質を追い求める姿勢も頼もしい。センバツ初戦は大会5日目に強打線を擁する神村学園(鹿児島)との好カードが組まれた。最速147キロのストレートにもう一段迫力が出てくれば、スカウト陣も放っておかないだろう。

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