JRA競馬学校騎手課程生徒募集! 「追いつくなんて不可能」から若手期待の騎手に成長した3人が当時を振り返る

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  • 廣瀬久哉●撮影 photo by Hirose Hisaya

競馬学校を卒業して活躍する3騎手。左から永島まなみ騎手、古川奈穂騎手、原優介騎手競馬学校を卒業して活躍する3騎手。左から永島まなみ騎手、古川奈穂騎手、原優介騎手

華やかな競馬の主役「騎手」

 競馬は時に10万人を超えるような大観衆を集めるスポーツでもある。個性的で美しい競走馬が時速60キロを超えるスピードで走り、最長3600メートルを走ってわずか数センチ差で勝負が決まることもある。その迫力とスリリングな展開に、人々は魅了される。そのなかでも、大観衆の熱視線を浴びながら競走馬とともに駆ける騎手は、競馬の主役と言える。

 騎手は長く続けられる職業で、下は18歳から上は50代までと年齢層は幅広く、50代でもトップジョッキーとして活躍する例もある。また騎手は、男性と女性が同じフィールドで対等に競うことができるスポーツ。近年、イギリス、オーストラリアで女性騎手によるGⅠレース制覇のニュースが話題となり、日本では今年4年連続で女性ジョッキーが誕生したことで注目を浴びた。

 そんな騎手になるためには、JRA競馬学校で約3年間学び、騎手免許を取得しなければならない。ここでは現在中央競馬で活躍する若手期待の原優介騎手、古川奈穂騎手、永島まなみ騎手に話を聞いた。

手厚いサポートの下で学んだ競馬学校での日々

――ジョッキーになろうと決心した理由を教えて下さい。

原優介騎手(以下:原) もともと水泳のジュニアアスリートをしていましたが、低身長で限界を感じ、他の職業を探し始めていました。そのタイミングで競馬ゲームにハマり、自分には競馬が向いているのではないかと思いました。高校に入学してから自分で受験の資料を取り寄せたり、日程を調べたりして受験しました。

古川奈穂騎手(以下:古川) もともと競馬が好きで中学生になってからは競馬場に足を運んで馬の写真を撮ったりしていました。当時から体を動かすことやスポーツが好きだったので、競馬学校の募集を見た時に、試してみたいと思いました。

永島まなみ騎手(以下:永島) 父(永島太郎氏)が地方競馬場で騎手をしていて、小さい頃から騎手はかっこいいなと思っていました。私は小学5年から乗馬をやっていたので、自然と騎手を目指すようになりました。
高校入学後に競馬学校の入試を受けた原優介騎手高校入学後に競馬学校の入試を受けた原優介騎手

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