傳谷英里香さん、海で泳いでドキドキ。プールとの違いはどこにある?
『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第10回●海での泳ぐ時のポイント(第9回はこちら>>)
傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロン完走を目指してトレーニングを実施中! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第10回は、海での泳ぐ時のポイントについて学びます。
トップス:テックシールドジャケット/パンツ:テックシールドパンツ/水着:エクサースーツミディアムカット、アクアフィットネス用セパレーツ(ミズノ)●潮が流れる方向を見極めながら、目標物に向かって泳ぐ
中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回は、海でレッスンを行ないます。傳谷さんは、海は好きですか?
傳谷英里香(以下:傳谷)大好きです! 1回だけスキューバダイビングもしたことがあります。
中島コーチ それなら、泳ぐことにも少し慣れているかもしれませんね。トライアスロンのレースは、プールでやることもありますが、ほとんどは海や湖、川などの「オープンウォーター」で行なわれます。そのなかでも海が多いですね。プールで泳ぐことと、海で泳ぐことの違いは大きく分けて4つあるんですが、何だかわかりますか?
傳谷 潮の流れ、波、あとふたつは......
中島コーチ 残りのうちのひとつは、プールにあるコースロープが海にはないので、目標物を見ながら泳がなければいけないこと。もうひとつは、トライアスロンのレースで泳ぐ際には選手が一斉にスタートするので、周囲にたくたん人がいることです。その4つのなかで、今回は潮の流れについて学びましょう。
傳谷 よろしくお願いします!
中島コーチ それでは、いきなりですが、沖にブイを設置したのでそこまで泳いでみてください。
傳谷 いってきます!(設置されたブイまで泳いで砂浜に戻る)
中島コーチ 初めてのオーシャンスイムはどうでしたか?
傳谷 すごくドキドキしました。プールと違って、想像以上にエネルギーが必要ですね。
中島コーチ 緊張したと思いますし、恐怖心もあったでしょうね。泳ぎのクセもあると思いますが、進むにつれて右に流れていってしまいました。ブイを設置する際に、砂浜から見て潮が左から右に流れているのを確認しましたが、それに流されてしまったんでしょう。
1 / 2