雪平莉左が難敵「砂の硬いバンカー」からの脱出に成功。クラブヘッドを砂の中に潜らせるコツを学んだ (2ページ目)

  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

【両足の足場固めで砂の硬さを確かめる】

関コーチ もう一つ。打つ前に、砂が硬いのかそうでないのかわからないと困るじゃないですか。

雪平 そうですね。

関コーチ 打つ前に確かめる方法として、バンカーショットって両足をグリグリと動かして足場を固めますよね。この時に柔らかいか、硬いかを調べちゃうんです。

雪平 なるほど。

関コーチ 今この場は、グリグリしてもやはり硬いですよね。そうなると「構えを変えよう」となるわけです。普通に構えるか、ハンドファーストに構えるかを判断します。

 それではいってみましょうか。

雪平 わかりました。

関コーチ 少しクラブを短く持っていただいて、ヒザをぐっと落として、ハンドファーストに構えます。ピンまで近いですけど力いっぱい振ってみてください。

雪平 これは30ヤードくらいのつもりで振ればいいですかね?

関コーチ そうです。今10ヤードのくらいの距離なので、3倍ですね。

雪平 いきます! 怖い......。

(打ちました。ボールが上がりませんでした)

 えーーつ(笑)!?

(2球目を打ちました。上がりきらずにアゴに当たりました)

 うーーん。

(3球目。うまく出ました)

関コーチ 出ました。やはり打ったところを見てみても、一層下は土でしたよね。こういうところでは、ハンドファーストにして振り抜くと。

雪平 クラブをボールの下に潜らせないといけないので、ここもボディーターンを意識しつつ、しっかりボールの下に当てていくと意識しながらやっていこうと思いました。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。

佐々木麻里子●ヘアメイク hair&make-up by Sasaki Mariko
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
衣装協力/CPG GOLF

取材協力/カレドニアン・ゴルフクラブ
動画制作●株式会社ボーダレス

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