水野裕子のバスケットボール人生...スパルタな部活時代、男子W杯のフィンランド戦は「嗚咽するくらい泣きました」 (2ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 柳岡創平●撮影 photo by Yanaoka Sohei

【今も近所のコートでプレー】

ーー中学時代のチームは強かったんですか?

 いえ、全然です。ただ先輩たちの代は東海大会に出場するくらい強かったので、私たちの代も練習だけはキツくて......。

 1年生の時は基礎練習しかさせてもらえなかったんですけど、腕立て伏せで手を抜こうものなら先輩に横っ腹を蹴り上げられたり、スクワットでちゃんと腰を下ろさなかったらボールをぶつけられたり......。女子ですよ?

現在もスポーツやトレーニングに続け健康美が印象的だ現在もスポーツやトレーニングに続け健康美が印象的だこの記事に関連する写真を見るーー当時もそうでしょうが、今だったら大問題ですね。

 吐こうがぶっ倒れようがおかまいなし。たぶんそういうスパルタを当たり前のようにやるギリギリの世代だったんでしょうね。

 まあ、そのあとの人生でつらいことがあっても、あれを乗り越えたんだから大丈夫っていう感じで、メンタル的にもだいぶ鍛えられました。その過程でなくしたものもたくさんありそうですが(笑)。

ーー高校以降、バスケとはどのように関わっていますか?

 高校時代は週2回くらい体育館を借りていろんな年齢の人と遊びでやったり、今も近所のコートでたまにやったりしてますよ。

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