つば九郎の人生相談「つば九郎が自分より先にいなくなるのが今から心配」

  • 長谷川晶一●話し相手 text by Hasegawa Shoichi
  • 中村博之●撮影 photo by Nakamura Hiroyuki

第31回
デビューから今年で30年目を迎えた東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる~く答えていきます。

【お悩み】
僕はまだ小学校3年生ですが、つば九郎が自分より先にいなくなるのが今から心配です。どうすればよいでしょうか。(つば三郎/東京)

そのときがきてもいいよう じゅんびしよう。

――小学3年生からの健気な質問が届きました。「そのとき」というのは、つば九郎に万が一があったときということですかね?

つば九郎 ものごとにはじゅんじょがあります。とうぜん、ぼくのほうがさきにいなくなるとおもうので、こころのじゅんびをしていてほしいな。

――つば九郎も「引退」とか、「死」を考えたりすることもあるんですか?

つば九郎 つばくろうがいなくなるのは2ぱたーんあるとおもってる。

――2パターンとは、どんなケースですか?

つば九郎 まずはつばくろうがしんじゃうこと。つぎはふしょうじをおこして、りすとらされちゃうこと。りすとらについてはなきにしもあらず。できれば、てんじゅをまっとうしたいけど......。

――「つば三郎」君が大人になっても、つば九郎のことを応燕できるように、暴飲暴食と不祥事には気をつけて、ぜひともこれからも現役を続けてください。

つば九郎 もちろん、そのつもりだけど、いついなくなってもいいように、こころのじゅんびをわすれずに。そして、ぼくいがいのおしをみつけておいてね。

――ちなみに、「引退」のイメージはできているんですか?

つば九郎 つばくろうのさいごは、くるりんぱがせいこうしたひに、へるめっとをまうんどにおいて、そのままさっていくいめーじかな?

――山口百恵さんが最後にステージに白いマイクを置いて引退したことを思い出します(笑)。でも、今年中に、空中くるりんぱが実現したらどうするんですか?

つば九郎 そのときは、やめることをやめます。「そんなこと、いったっけ?」ってとぼけます。くれぐれも、ものごとにはじゅんばんがあるので、つばくろうよりさきにいかないように。

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