箱根駅伝の駒澤大と中央大の区間オーダー&総合順位上位5校を両大学の学生記者が予想 2区は鈴木芽吹vs吉居大和となるか (3ページ目)

  • 和田悟志●取材・文 text by Wada Satoshi
  • 岡庭璃子●撮影 photo by Okaniwa Rico

【総合順位予想...ぶっちぎりで優勝します!】

ーー他校を含めた総合順位はどのように予想していますか?

大塩 青山学院大か中大のどっちかが2位か3位。往路は城西大が強いと思っています。留学生の(ヴィクター・)キムタイ選手(2年)に、5区には妖精くん(山本唯翔/4年)もいますから。ただ、総合だと創価大や國學院大が強いかな。この2校が4位、5位。もちろん駒大はぶっちぎりで優勝します!

遠藤 中大が優勝で、2位に駒大、3位が國學院大、4位に青学大、5位に創価大と予想します。あとは大東文化大あたりが今回は来るような気がしています。選手層は微妙かもしれませんが、東海大も不気味ですよね。2年生が強い。

大塩 東海大の兵藤ジュダ選手(2年)は800mの選手でしたよね。高校3年のインターハイがすごかった。忘れられない選手です。

遠藤 山を下ったらすごそうだなって思っています。早稲田大も、山口智規選手(2年)がハーフですごいタイムを出しましたし、菖蒲敦司選手(4年)あたりが状態を上げてくると、ちょっと怖いですね。

ーー並びは異なりますが、ふたりともトップ5校の予想は同じ顔ぶれですね。

大塩 結局10人をそろえられるチームが箱根は強い。

遠藤 創価大は往路でトップに立つようなことがあると、優勝争いに加わってくるかもしれません。

大塩 そうなってもおかしくないですね。

ーー当日はどのように行動されるんですか?

大塩 まだ決まっていないんですけど、私は山に行きたい。前回も山で、6区の伊藤選手の走りを見て感動しちゃいました。山の取材は朝早いし壮絶なんですけど、あの走りを見たことで、今年は何かいいことがありそうだなって思えました。今回も同じ光景を見たい!

遠藤 僕も5区、6区に行きたいと思っています。浦田選手の走りが見たいです。6区は東海道線の始発に乗らないといけないのでみんなあまり行きたがらないんですよ。だから、僕がいただきます。

大塩 山は相当寒いので着込んできてください。

遠藤 でも、僕は寒さには強いんです。

大塩 いやいや。私は、現地に着いて沿道で配信を見ながら震えていました。絶対にホッカイロを貼っていったほうがいいですよ! 靴下カイロもおすすめです。

遠藤 アドバイス、ありがとうございます!

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【プロフィール】
大塩希美 おおしお・のぞみ 
駒澤大学GMS学部2年、駒大スポーツ新聞・陸上班チーフ。2003年、長野県生まれ。高校時代に陸上部マネージャーを経験。地元・長野の同じ地区では山川拓馬選手が活躍していた。佐藤圭汰選手の進学を知って、駒大を受験。「箱根駅伝の優勝時にコマスポの存在を知って、駒大に合格したら入部すると決めていました」。趣味は旅行と食べ歩き。


遠藤 潤 えんどう・じゅん 
中央大学法学部1年、中大スポーツ・陸上担当記者。2003年、埼玉県生まれ。中学・高校で陸上部に所属。高校時代は競歩で活躍したが、全国大会には届かなかった。「自分の力では全国で戦えませんでしたが、大学でも陸上に携わりたいと思い入部しました。選手が輝いている姿を伝えて感動や驚きを与えられたら」。趣味は、野球観戦、乃木坂46のライブ。

プロフィール

  • 和田悟志

    和田悟志 (わだ・さとし)

    1980年生まれ、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDoスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。

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