今季の学生駅伝で注目すべき10人のランナー。田澤廉、三浦龍司ら各大学のエースの状態は? (10ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO

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(いがわ・りゅうと/早稲田大/4年)

 九州学院高3年時のインターハイ5000mと国体少年A5000mで田澤廉らを抑えて日本人トップ。黄金ルーキーとして期待されたが、1年時は全日本1区で区間16位、箱根3区で区間14位と苦しんだ。2年時は全日本2区で区間5位、箱根1区で区間5位と成長。昨季は全日本2区を区間2位と好走すると、10000mで27分台に突入した。

 しかし、箱根は1区で区間16位と大きく出遅れ、チームは13位。今季は5月7日の日本選手権10000mで田澤に次ぐ学生2位(総合19位/28分23秒16)、5月下旬の関東インカレ1部10000mで2位に入るなど、安定感が増してきた。

 チームは6月に花田勝彦駅伝監督が就任。箱根は予選会からの出発になるが、全日本と箱根では世代トップの走りを期待したい。

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