金メダル43個。メダル総数98個。アジアユースパラの日本が凄い! (2ページ目)
そのための課題のひとつが、1本足で行なうスタートやターンの後の浮き上がりだ。
「私の浮き上がりが遅いのは、今まで足がないからだと思っていたんです。でも、パラ水泳の大会に出るようになって、同じ障がいでも早い選手がいるから自分の練習不足なんだと痛感しました。このままじゃ誰にも勝てない。練習して改善しないと」
尊敬するのは、同じ障がいのトップスイマーで、リオパラリンピックで金メダルを獲得したエリー・コール(オーストラリア)。しなるような美しい片足ターンを習得しようと、ドバイでもその動画を繰り返し見てレースに臨んだ。「泳ぎ方を調べているうちに、コール選手は水泳が好きで、子どものころから地元の海で泳いでいたエピソードに触れました。私もこの先、水泳が好きという気持ちを忘れないようにしたいです」
ひたむきで貪欲。そんな長所を生かし、スポンジのように吸収する浦田の成長は止まらない。
初めての日本代表という経験を糧にした選手もいる。視覚障がい者のゴールボールで2020年の活躍が期待される金子和也とともにフル出場した佐野優人(ゆうと・17歳)だ。
2 / 5