藤澤五月のトレーナー・マムシ〇口子が明かすバキバキボディ化 カーリングが広背筋にいい影響 (2ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 松本 侑●撮影 photo by Matsumoto Yu

【「完璧主義者」ぶりに驚き】

ーー藤澤選手と初めて直接会ったのは?

 今年4月末です。その時にはコンテスト出場をさっちゃんのなかで決めていたみたいで、お母さんやチームに相談しようかなと言っていました。

ーーお母さんに相談とはかわいいですね(笑)。

 かわいいですよね(笑)。その時に初めてさっちゃんの体をじかに見たんですが、少し脂肪がついているものの、さすが一流アスリートだけあって、コンテストに必要な筋肉はある程度備わっているなという印象をもちました。

 カーリングのスイープのおかげで広背筋はもともと大きかったですし、ストーンを投げるのにお尻の下部を使うので、スクワットでは70キロを上げていたそうです。

 もちろん強化したポイントはありましたが、世間が驚くように「たった数カ月であの体に!?」というよりは、「ユニフォームと脂肪を脱いだらあの体になった」という感じですね。

ジムのトレーニング前にインタビューに応じてくれたマムシ〇さんジムのトレーニング前にインタビューに応じてくれたマムシ〇さんこの記事に関連する写真を見るーーどのようなスケジュールでパーソナルトレーニングをしたんですか?

 通常は「週1回2時間×月4回」などでパーソナルトレーニングするのですが、彼女はふだん北海道にいて、当時さっちゃんが東京に来るのは仕事の都合で月2回だけ。なので、その2日は1日中一緒にいてトレーニングをサポートしました。

 といっても、筋トレ自体は2〜3時間で、あとは食事の相談に乗ったり、有酸素トレーニングのために高尾山のほうへ登山に行ったり。奥高尾を縦走しましたよ。コンテストを一緒に見に行ったこともありました。

ーートレーニングを通して印象的だったことを教えてください。

「重量を上げたほうがいいよ」と私がアドバイスすると、「こんなの持ったことないですよ!」と一瞬驚くけど、やり始めるとガッツがすごいんです。普通の人なら「無理です!」とつぶれてしまうところから粘って回数をこなす。さすがオリンピアンだと思いましたね。

「自分でも完璧主義者だと思う」と言っていたし、本人のなかでアスリートとしてのプライドがしっかりあるんでしょうね。たとえカーリングで使わなくても、アスリートたるものこのくらいはできて当然という精神的な芯が強くあると感じました。

ーーちなみに、トレーニング中に例の「そだねー」は飛び出したんですか?

 いえ、それはなかったです。私が会話の中で不意に「そうだね」と言ったら一瞬、反応されましたが(笑)。

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