岡田紗佳はノンノモデルから麻雀の道へ。「Mリーガー1年目は頭が真っ白。ミスもたくさんしました」

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

Mリーグ女流雀士インタビュー(1)
岡田紗佳@前編

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 競技麻雀の普及と発展を目的にして、2018年に発足したMリーグ。競技麻雀の国内主要5団体から選ばれたプロ雀士32名が8チームに分かれ、対抗戦で優勝を争っている。

 その人気は右肩上がりで、2021シーズンの開幕戦の視聴数は150万を突破。多くの人を魅了する理由は、「チームを背負った戦い」だからこそ生まれる緊迫感や、トッププロならではの深い読みと勝負のアヤ。そして、麻雀に詳しくなくても実況解説によるわかりやすさで、トッププロの織りなす勝負の駆け引きが堪能できるところだろう。

 10月4日に開幕した2021レギュラーシーズンは、昨年末で1チーム90試合の約半分を消化し、新年1月3日から後半戦に突入した。スポルティーバでは後半戦に注目する4人の女流雀士をクローズアップする。

 その第1回目は、元ノンノモデルの岡田紗佳選手(日本プロ麻雀連盟)。Mリーグ創設2年目の2019シーズンから参入したKADOKAWAサクラナイツの"紅一点"にMリーグや麻雀の魅力を聞いた。

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岡田紗佳(おかだ・さやか)1994年2月19日生まれの27歳岡田紗佳(おかだ・さやか)1994年2月19日生まれの27歳この記事に関連する写真を見る---- まずは、岡田選手がプロ雀士になるまでの経緯を教えてください。

「麻雀を最初にやったのは中国・上海に住んでいた頃で、だいたい6歳くらいですかね。ただ、中国の麻雀は日本とは違うルールで、今では全然覚えてないですね」

---- 日本の麻雀はいつから始めたのですか?

「ノンノモデルになってからです。ほかのモデルの子が麻雀アプリにハマっていて、つられてやるようになって」

---- リアル麻雀もその頃に?

「そうですね。みんなでヘアメイクさんの事務所に行って麻雀をやったんですけど、私だけがしっかりハマった感じで(笑)。それが二十歳くらいでした」

---- そこからプロ雀士になるまでの経緯も教えてください。

「大学4年生の時にテレビの麻雀番組に呼ばれて、そこで日本プロ麻雀連盟の方に『ウチの勉強会に来てみないか』と誘われてから、しっかり麻雀を打つようになりました」

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