「アイドル顔なのにマッチョ」。衝撃ギャップで話題の筋肉美女に会ってきた【2021人気記事】

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 コロナ禍においてでも、東京五輪・パラリンピックなどで盛り上がった2021年のスポーツ界。そのなかでも、スポルティーバはさまざまな記事を掲載。今年、反響の大きかった人気記事を再公開します(2021年7月26日配信)。※記事は配信日時当時の内容になります。

   ※   ※   ※   ※   ※

『みんなで筋肉体操』(NHK)で有名芸能人が筋肉美を披露したこともブームに一役買い、コロナ禍になってからはひとりで黙々とできることで人気に拍車がかかった『筋トレ』。メディアに取り上げられる筋肉系タレントも格段に増え、SNSでも筋肉系のネタは右肩上がりだ。

「【写真】女子フィジーカー廣島美沙季さんフォトギャラリー【10枚】」はこちら>>

ネット界隈で大きな話題となった廣島美沙季さんネット界隈で大きな話題となった廣島美沙季さんこの記事に関連する写真を見る そのなかでも最近、爆発的に注目された人物がいる。女子フィジーカー(※)の廣島美沙季(旧姓:櫻井)さんだ。アイドル顔負けのルックスで鍛え上げられた筋肉を披露し、「そのギャップがすごい!」とネットを中心に大きな話題となった。

※女子フィジークとは、女性らしさを競うボディビル競技のこと。男子ボディビルがより大きな筋肉を競うのに対し、女子フィジークは鍛え抜かれた肉体全体のバランスの美しさを競い合う。

「最初はSNSで話題になるのが恥ずかしかったし、今も恥ずかしさはあるんですけど、注目してくれる人が増えるのは本当にありがたいですね。SNSで話題になってからマハラージャンさんのミュージックビデオのお仕事をいただいたり、メディアの出演が増えたりして。温かい言葉をかけてくれる方が増えたので、それが大きな力になっています」

 美沙季さんがボディメイクに目覚めたのは、2年前の2019年夏。それまで情熱を傾けていた陸上競技を故障によって25歳で断念することになった時、友人の誘いでフィットネスジムに行ったのが始まりだった。

「中学で始めてから高校、専門学校、社会人と、陸上を生きがいにしてきました。それから離れた喪失感はすごく大きくて、代わりになるものを探していた時、ボディメイクを勧められたんです」

 始めたばかりの頃は、筋肉への負荷の効かせ方もわからなかったが、それでも当初からジムに週5日も通うほどボディメイクに没頭した。ほどなく大会への出場を決意し、その4カ月後に初めてフィジークの大会に参加。そしてこの大会が、人生のターニングポイントになった。

1 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る