羽生結弦もトゥルソワのジャンプを分析。点数はどこまで伸びる? (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 フリーで4回転3種類を4本の構成が、現在のトゥルソワのマックスの構成と思われるが、スケートカナダのフリーの最初の4回転サルコウが転倒ではなく、成功したと仮定すると、ジャパンオープンと同じ加点がついた場合6.37点がプラスされ、技術点は男子のトップ選手並みの106.57点まで上がる。結果、フリーの得点は173.99点というとんでもない点数になる。

 まだトリプルアクセルを習得していないため、ショートプログラム(SP)は現状最大で75点台というところだろうが、それでも合計は248~249点になる計算だ。今後、レベルを取りこぼしているスピンやステップを磨いていけば、さらに得点を伸ばすことも可能になる。そうなると、今季中に合計で250点台の高得点を出してくる可能性も十分ある。トゥルソワの注目度は、この先さらに上がってきそうだ。

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