「試合を壊してしまうので絶対にダメ!」世紀の一戦でラウンドガールを務めた高橋凛が衣装を着る際に気をつけていること (3ページ目)

  • 吉川由希子●取材・文 text by Yoshikawa Yukiko
  • photo by Sano Takashi

――ちなみに、高橋さんは普段から涙もろいほうですか?

「そうなんです(笑)。最近も、鉄拳さんが描かれた『小さな便り、大きな便り。』っていうパラパラ漫画ふうの動画を見ていて嗚咽するくらい泣いてしまいました。私は猫ちゃんを飼っているんですけど、猫は痛みをギリギリまで我慢していることもあるからトイレをちゃんと見てあげないとダメだよっていうメッセージが込められていて......あ~ダメだ、話しているだけでまた泣きそうになってきました(次第に涙目に)。年々涙もろくなってきていて、このままじゃまずい気がしています(笑)」

笑顔を交えてインタビューに答えてくれた髙橋凛さん笑顔を交えてインタビューに答えてくれた髙橋凛さんこの記事に関連する写真を見る

【ラウンドガールでのハプニング】

――ラウンドガールの衣装はメディアでもよく取り上げられるなど注目度が高いですが、着る当人としてはどんなことを大事にしていますか?

「とにかく胸が出ないように!ということです(笑)。私はラウンドガールの中でも胸が大きいほうなので、危ない時があるんですよね。初めて就任した時は、フィッティングでは問題なかったのに本番でロープをくぐった瞬間に衣装がずれて下乳が出ていたらしくて、観客席の女性の方が"下乳! 下乳!"って教えてくれたんです。こういうことがあると試合を妨害してしまうので絶対にダメだと思って、それ以来、胸にはすごく気をつけています」

――そんなハプニングも経験されていたんですね(笑)。衣装について、ラウンドガール同士で話すことはありますか?

「RISEは、クリスマスになるとサンタさんふうのコスチューム、横浜開催の時はチャイナドレス......といった素敵な演出をしてくださる団体なので、衣装が変わるたびにみんなテンションが上がって、似合う髪型やメイクをアドバイスし合っています。写真もいっぱい撮っている......と言いたいところなんですけど、いつも試合当日は時間がなくて、大会が終わってから一瞬で(笑)。ビッグマッチの時は会場の入り時間が早いので、空き時間もあるんですけど、私はRISEグッズを買いに行ってしまうので、結局バタバタしちゃうんですよね(笑)」

――そのほかに、ラウンドガールを務める上での心構えがあれば教えてください。

「選手ファーストであること。あくまでいちばん輝くべき主人公は選手のみなさんなので、悪目立ちしないように、ということは常に心がけています」

(後編:『過食嘔吐の告白に「抵抗はなかった」 グラビアアイドル高橋凛がスタイル維持に苦悩→筋トレで17キロ減「自分を好きになれた』につづく)

Profile
高橋凛(たかはし・りん)
1990年8月9日生まれ、新潟県出身。2014年のデビュー後、多くのグラビア誌やテレビ番組で活躍。2021年から3年連続でRISEのラウンドガールを務める。2作目の写真集『抱いて』が発売中。グラビアアイドル・椿原愛さんとのYouTubeチャンネル『あいとりん』では、自身の日常やトレーニング法などを公開している。
公式Instagram:rintakahashi0809
公式X:@rin_rin_t

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